東京都江戸川区で進行中のN様邸新築工事。前回の「木工事」に続き、今回は住まいを雨や日差しから守る要、「屋根工事」の様子をダイジェストでお届けします。
大工さんの技が光る構造躯体の完成後、いよいよ屋根の仕上げ工程へと突入いたしました。
野地垂木取付工事
垂木(たるき)とは小屋組の一部で、屋根の一番高い棟木から桁にかけて斜めに取り付け、野地板を固定させる材料になります。

垂木の標準的な間隔は45.5cmです。垂木の断面寸法は、その屋根に葺く材料の重さや軒の出の寸法によって決められます。 また、垂木の下に断熱層を設ければ、垂木の高さ分だけ野地板との間に隙間ができて「通気層」にもなります。これが屋根断熱の工法の一つです。
屋根下葺工事
下葺材の主な構成材料のひとつがアスファルトです。アスファルトは原油を精製して最後に残る石油製品です。

すぐに浮かぶのは道路舗装に使用されているアスファルトですが、じつは太古の昔、ピラミッドを積み上げた際に、石どうしの隙間にアスファルトを詰めて水の侵入を防ぐ目的で用いられていました。いわゆる「防水材」として非常に長い歴史を誇る、信頼性の高い材料なのです。
瓦材搬入
屋根の防水対策や換気対策を終えて、いよいよ明日からの瓦葺きに備え、現場に瓦が搬入されました。 これだけの量を、トラックの運転手さんがお一人ですべて下ろしてくださいました!ご苦労様です。丁寧な作業をありがとうございました!

瓦葺き工事
職人の手によって、一枚一枚丁寧に瓦が葺かれていきます。日本で古くから愛されてきた「瓦」には、多くの優れた特徴があります。


【瓦葺きの特徴とメリット】
- 耐水性・耐火性:梅雨や台風の多い日本の気候に非常に適しています。
- 断熱・遮音効果:高い断熱性と遮音性があり、静かで快適な住環境を提供します。
- 耐久性:適切な手入れを行えば100年以上の使用も可能です。「瓦万年、手入れ年々」と言われるほど長持ちする素材です。
- 美観:瓦独特の形状や色合いが、街並みや建物の景観を美しく演出します。
【注意点】
- 屋根が重くなるため、建物の構造が瓦の重量に耐えられる強固な設計が必要です。
- 他の屋根材に比べ、初期費用が高めになる傾向があります。
建物の「根っこ」である基礎、そして強固な木造の骨組みに続き、立派な「屋根」が完成いたしました。 N様、これからも安全第一で、心を込めて家づくりを進めてまいります。
次回の更新も、ぜひお楽しみに!




