東松戸で地域密着47年。松戸のリフォーム会社、愉くらしリフォームの大功です。
2025年のリフォーム対応補助金として、昨年の子育てエコホーム支援事業の後継補助金「子育てグリーン住宅支援事業」がスタートします。
子育てグリーン住宅支援事業は、2024年に実施された子育てエコホーム支援事業の後継事業として、国土交通省管轄で実施される新築やリフォームに対応した補助金制度です。この記事では、リフォームでの利用に絞って2024年の子育てエコホーム支援事業との違いや、対象となる人、補助額、申請期間や申請方法などについて解説していきます。
目次
Toggle子育てグリーン住宅支援事業とは?
子育てグリーン住宅支援事業は、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性能確保」の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行う事業です。
2024年の子育てエコホーム支援事業との違いは?
気になる、2024年の「子育てエコホーム支援事業」と、2025年の「子育てグリーン住宅支援事業」の違いですが、
・補助を受けるための世帯要件がなくなった点
・補助を受けるための必須工事の取扱が変更となった点。
・それに伴い、補助額上限が変更となった点
の3つが大きな変更点ではないでしょうか。
大きな違いとして、子育てエコホーム支援事業では、省エネ改修として①開口部の断熱改修、②外壁、屋根・天井または床の断熱改修、③エコ住宅設備の設置のいずれか一つの実施が必須となっていましたが、
子育てグリーン住宅支援事業では、必須工事として①開口部の断熱改修、②躯体の断熱改修、③エコ住宅設備の設置のうち2つ以上を実施する必要があり、要件を満たせない場合は補助対象外となります。
また、個別の補助額については、以下の表の通り補助の範囲等については大きな違いはありませんが、こどもエコ住まい支援事業とくらべて補助額が増額されている部分もあるという違いが挙げられます。
エコ住宅設備の種類の場合 | 子育てエコホーム支援事業の補助額 | 子育てグリーン住宅支援事業の補助額 |
---|---|---|
太陽熱利用システム | 30,000円/戸 | 30,000円/戸 |
高断熱浴槽 | 30,000円/戸 | 32,000円/戸 |
高効率給湯器 | 30,000円/戸 | 30,000円/戸 |
蓄電池 | 64,000円/戸 | 64,000円/戸 |
節水型トイレ(掃除しやすい機能を有するトイレ) | 22,000円/戸 | 23,000円/戸 |
節水型トイレ(上記以外) | 20,000円/戸 | 21,000円/戸 |
節湯水栓 | 5,000円/台 | 6,000円/台 |
2024年の子育てエコホーム支援事業と見比べてみると、変更の無いものもありますが、高断熱浴槽や節水型トイレは補助額が増額されているのがわかります。
子育てグリーン住宅支援事で補助の対象となるのはどんな人?
子育てエコホーム支援事業では、「子育て世帯・若者夫婦世帯」と「その他の世帯」という区分が設定されており、補助上限額も「子育て世帯・若者夫婦世帯」の方が高額でした。対して2025年の子育てグリーン住宅支援事業では世帯区分の要件がなくなったことで補助額の差がなくなり、条件を満たすことで全世帯共通の補助額となりました。その結果、子育て世帯であるか?に関係なく、リフォームの際に最大40万円~60万円/戸の補助を受けることができるます。
実際にリフォームを実施される世帯は、お住まいの築年数などから見ると、どちらかと言うと子育て世帯からは外れてしまう傾向があると思いますが、上記の表のように、世帯要件に関係なく、実施した必須工事が2つの場合は補助上限額40万円/戸、必須工事3つ行った場合は補助上限額60万円/戸と変更になったことで、より利用しやすくなったのではないでしょうか。
次に、子育てグリーン住宅支援事業の内容について詳しく解説していきます。
子育てグリーン住宅支援事業で対象となるリフォームは?
続いて、子育てグリーン住宅支援事業で対象となるリフォームについて解説します。対象となるリフォームは、上記でも触れた「必須工事」と子育て対応改修や、バリアフリー改修などの「任意の工事」があります。
区分 | カテゴリー | 要件 | ||
必須工事 | ①開口部の断熱改修 | 2つ以上のカテゴリーの必須工事を行った場合のみ補助対象 | 詳細はこちら | 補助額の合計が5万円以上で補助対象 |
②躯体の断熱改修 | 詳細はこちら | |||
③エコ住宅設備の設置 | 詳細はこちら | |||
任意工事 | ④子育て応援改修 | 2つ以上のカテゴリーの必須工事を行った上で実施する場合のみ補助対象 | 詳細はこちら | |
⑤防災性向上改修 | 詳細はこちら | |||
⑥バリアフリー改修 | 詳細はこちら | |||
⑦空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事 | 詳細はこちら | |||
⑧リフォーム瑕疵保険への加入 | 詳細はこちら |
必須工事と任意工事に別れている点は、昨年の子育てエコホーム支援事業と同じですが、大きな違いは必須工事の扱いです。
子育てエコホーム支援事業では、①開口部の断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)、②外壁、屋根・天井または床の断熱改修、③エコ住宅設備の設置の必須工事からいずれか1つを行うことで、④~⑧の子育て対応改修や防災性向上改修、バリアフリー改修なども併せて補助対象にすることができましたが、子育てグリーン住宅支援事業では必須工事の要件が、①開口部の断熱改修(ガラス交換、内窓設置、外窓交換、ドア交換)、②外壁、屋根・天井または床の断熱改修、③エコ住宅設備の設置のうち2つ以上の工事を行った場合のみ、任意工事も補助対象になります。
ですので、検討しているリフォームの内容によっては補助対象とならないケースもあります。具体的な例を挙げると、トイレの交換リフォームのみ実施したいというケースです。
この場合、節水型トレイを選択することで必須工事である「③エコ住宅設備の設置」に該当しますが、①や②の工事が行われないため、子育てグリーン住宅支援事業での補助対象にはなりません。
検討しているリフォーム内容で補助金が使えるかどうかは、リフォーム業者に相談してみることをお勧めします。
※なお、①の「開口部の断熱改修」や、③の「エコ住宅設備の設置」のうち「高効率給湯器の設置」に関しては、それぞれ、先進的窓リノベ2025事業や給湯省エネ2025事業で申請した場合でも必須要件を満たすことになりますので、そちらを活用いただくほうが、補助額も大きくお得です。詳しくは愉くらしリフォームの大功までお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
必須工事のポイント:
子育てグリーン住宅支援事業で補助金を申請するために、これら必須工事のカテゴリーのうち2つ以上を実施する必要がありますが、必須工事は他の補助金との併用も可能で、カテゴリー①の開口部の断熱改修は「先進的窓リノベ2025事業」、カテゴリー②のエコ住宅設備の設置は「給湯省エネ2025事業」「賃貸集合住宅省エネ事業」と併用して申請が可能です。
申請の方法や時期はいつまで?
補助金の交付申請等の手続きや補助金の消費者(お客様)への還元は、施工業者がおこないます。この施工業者とは、あらかじめ子育てグリーン住宅支援事業の事務局に登録した施工業者のことを言います。
なお、お客様ご自身での申請はできませんので、「子育てグリーン住宅支援事業」の補助金を受けるには、必ず登録された施工業者(登録事業者)を通して申請を行う必要があります。
「子育てグリーン住宅支援事業」を申請できる期間
子育てグリーン住宅支援事業は、2024年11月22日以降に工事に着手したリフォーム工事が対象となります。(工事請負契約後に行われる工事であること)。ただし、工事請負契約を締結した施工業者が子育てグリーン住宅支援事業者に登録した以降に着工したリフォーム工事が対象となります。
注意点:リフォームの工事請負契約を締結する業者が子育てグリーン住宅支援事業者として登録された日以降に着工した工事となる点にご注意下さい。
愉くらしりフォームの大功の場合は、2022年1月27日にこどもみらい住宅支援事業者として登録しておりますので継続して「子育てグリーン住宅支援事業者」となっております。
子育てグリーン住宅支援事業の対象期間は?
子育てグリーン住宅支援事業の申請に関する対象期間は次のようになっています。
契約期間 | 契約期間は問いません |
---|---|
対象工事の着手期間 | 2024年11月22日以降に着手したもの |
交付申請期間 | 申請開始~予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)* |
交付申請の予約期間 | 申請開始~予算上限に達するまで(遅くとも2025年11月14日まで)* |
交付期間は、申請開始~予算上限に達するまでとなっており遅くとも2025年12月31日までとなっています。
ただし、2022年のこどもみらい住宅支援事業、2023年のこどもエコすまい支援事業ともに、最終日を待たず予算上限に達していましたので、予定よりずっと早く締め切られる可能性もゼロではありません(たとえば、2023年のこどもエコすまい支援事業では9月28日には予算上限に達したために申請を締め切っています)。子育てグリーン住宅支援事業の予算は400億円となっており、途中増額される可能性もありますが、2025年にリフォームを検討されている方は、早めのアクションをおすすめします。
なお、交付申請は予約を含み、2025年3月以降、段階的に受付を開始する予定となっています。この記事を編集している2025年3月時点では、子育てグリーン住宅支援事業公式ウェブサイト上では以下のように案内されています。
リフォームの申請(戸別)手続開始 | 2025年3月31日 |
---|---|
リフォームの申請(戸別)受付開始 | 2025年4月11日 |
リフォーム・ワンストップ申請(戸別)の受付開始 | 2025年4月28日(予定が決まり次第公表) |
子育てグリーン住宅支援事業の申請方法は?
子育てグリーン住宅支援事業の申請をするのは面倒くさいのではないか?と不安を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、交付申請等の手続きは工事施工業者(工事請負業者)が行います。ですので、基本的に工事の発注者(お客様)が直接行なう申請手続きはありません。なお、愉くらしリフォームの大功では、リフォームのご相談をいただいた際に、ご利用に関するご提案から申請手続きまで対応しておりますのでご安心ください。
子育てグリーン住宅支援事業の補助金を受けるための注意点
最後に、子育てグリーン住宅支援事業で補助金を受けるための注意点についてまとめておきますので参考にしてください。
注意点① 補助が適用される対象製品が決まっています。
子育てグリーン住宅支援事業では、リフォーム工事の要件を満たせば全て補助対象になるというわけではありませんので注意が必要です。補助対象となる製品は各メーカーごとに、「子育てグリーン住宅支援事業」の事務局に申請・登録された製品のみとなります。
ですので、必ずしも自分が気に入ったメーカーの気に入った製品でリフォームをしても補助を受けられるというわけではありませんので、この点は注意が必要です。
参考:補助対象製品の検索
愉くらしリフォームの大功では、これまでの「子育てエコホーム支援事業(2024)」「こどもエコ住まい支援事業(2023)」「こどもみらい住宅支援事業(2022)」でも、多くの申請実績がありますので、現在検討しているリフォームで適用できるかどうかなど、お気軽にご相談ください。
注意点② 組み合わせに注意が必要です
子育てグリーン住宅支援事業の補助を受けるには、必ず「子育てグリーン住宅支援事業で対象となるリフォームは?」で必須工事の①~③の(①開口部の断熱改修、②外壁、屋根・天井または床の断熱改修、③エコ住宅設備の設置)うち2つ以上の対象リフォームを実施している必要があるので注意して下さい。
注意点③ 補助額の合計にも注意が必要です
子育てグリーン住宅支援事業では、補助額の合計が5万円未満の場合は補助が適用されません。
例えば、食洗機だけを交換する場合は、補助金対応機種であっても補助額が21,000円となるので、「食洗機が古くなったのでビルトイン食洗機だけ交換したい」といったケースは適用されませんので注意が必要です。
愉くらしリフォームの大功でも、「こどもエコすまい支援事業者」として、どのようなリフォーム・どのような商品の組み合わせが補助対象となるのかのアドバイスをさせていただいておりますので、松戸・市川近隣の方はお気軽にご相談下さい。
子育てグリーン住宅支援事業のまとめ
いくつかの制約もありますが、子育てグリーン住宅支援事業を活用することで、1戸あたり最大40万円~60万円の補助を受けることができるため、リフォームの際には大きなメリットとなるのではないでしょうか。
新築から10~15年経過するとさまざまな住宅設備の不具合や老朽化が目立ってきますが、昨今の物価上昇の影響、子育て世帯においてはお子様が中学生・高校生で進学準備などの教育費のかかる時期という世帯も多いと思います。名称は「子育てグリーン住宅支援事業」ですが、子育て世帯や若者夫婦世帯でなくても補助を受けられる制度なので、この「子育てグリーン住宅支援事業」を活用してリフォームをご検討されることで、ご負担もかなり軽減できるのではないかと思います。
補助金が活用できるリフォームはこちら
⇨カビ・結露対策リフォーム:内窓等の設置で補助金をご利用可能です
⇨お風呂リフォーム:断熱浴槽や節湯水栓、浴室乾燥機設置などで補助金をご利用可能です。
⇨トイレリフォーム:節水型トイレの設置やバリアフリー改修で補助金をご利用可能です。(※ただし、トイレの場合はそれだけでは補助対象額に満たないので注意してください)
愉くらしリフォームの大功では、これまでの「こどもみらい住宅支援事業」「こどもエコすまい支援事業」を含めて、多数の事例・実績がありますので、千葉県松戸市、市川市、柏市、流山市にお住まいのでリフォームをご検討の際には、お気軽にご相談・お問い合わせください。