「雨漏りしてきた」「台風のあと、屋根が少し浮いている気がする」「築20年を過ぎて、そろそろ屋根が心配」
──松戸市でも、こうした屋根に関する相談が年々増えています。
屋根は、普段なかなか目にすることのない場所。
だからこそ、傷みが進んでいても気づきにくく、気づいたときには大掛かりな修理が必要になっているケースも少なくありません。
また、「急いで修理しなきゃ」と慌てて依頼した結果、費用や工事内容でトラブルになる例もあります。
この記事では、松戸市で屋根リフォーム・屋根修理を検討するときに知っておきたいポイントを、わかりやすく整理しました。
- 屋根修理が必要になるサインとは?
- どんなトラブルに注意すべき?
- 費用相場や工法の違いは?
- 信頼できる業者を見極めるには?
こうした疑問に答えながら、「焦らず・失敗せず・安心して依頼できるための判断基準」をお伝えします。
目次
Toggle松戸市で屋根リフォーム・修理の相談が増えている背景
松戸市では近年、屋根の修理やリフォームに関する相談が増えています。
その背景には、気候変動による自然災害の増加や、住宅の築年数の経過、そして悪質な訪問業者によるトラブルの多発など、複数の要因が重なっています。
ここでは、その主な3つの理由を見ていきましょう。
近年の台風・豪雨被害の増加
関東地方では、ここ数年ほぼ毎年のように強風や豪雨による屋根被害が発生しています。
松戸市も例外ではなく、特に台風通過後には「屋根の一部が浮いた」「棟板金が外れた」「雨漏りが始まった」といった相談が急増しています。
一見軽い損傷でも、そのまま放置してしまうと、雨水が下地や断熱層まで浸透し、建物全体の耐久性を損なうこともあります。
早めの点検・補修が、結果的に大規模な修繕を防ぐ最善策となります。
築15〜25年を迎える住宅が多い地域特性
松戸市は2000年~2010年代に新築された戸建住宅も多く、現在ちょうど築15〜25年を迎える時期に差し掛かっています。
屋根材の種類にもよりますが、この時期は塗膜の劣化や金属部分のサビ、瓦やスレートのひび割れなどが目立ち始めるタイミング。
「見た目はまだきれいでも、実は防水機能が落ちている」というケースも珍しくありません。見えない場所だからこそ、定期的な点検を行い、必要に応じてメンテナンスを検討することが大切です。
訪問業者による“点検商法”トラブルの増加
もうひとつ注意したいのが、訪問販売や電話勧誘による“点検商法”です。
「無料で屋根を点検します」「火災保険が使えるので実質0円です」といった誘い文句で契約を迫り、結果的に高額な修理費を請求されるケースが後を絶ちません。
特に台風のあとなど、被害が集中する時期にはこうした業者が急増します。
実際に被害を受けたかどうかの判断は、信頼できる専門業者に調査を依頼することが大切です。焦って契約せず、正しい知識を持ち、冷静に判断することがトラブルを防ぐ第一歩です。
屋根リフォーム・修理が必要になる主なサイン
屋根の不具合は、初期の段階では目立たないことが多く、「まだ大丈夫」と思っているうちに劣化が進行してしまうケースが少なくありません。
実際、愉くらしリフォームの大功でも「気づいたら雨漏りしていた」「外壁の塗装をしたときに指摘された」といった相談を多くいただきます。
ここでは、屋根の修理やリフォームを検討すべき代表的なサインを、症状ごとに詳しく見ていきましょう。
雨漏り・天井のシミ
天井や壁にうっすらとシミが出ている場合、それは単なる「湿気」や「カビ」ではなく、屋根内部の防水層が傷んでいるサインかもしれません。
最初はポタポタと水が垂れるほどではなくても、小屋裏や断熱材の内部で水分が溜まっていることがあります。
この状態を放置すると、天井ボードの膨れやカビ、さらには木材の腐食につながり、修理範囲が一気に広がってしまいます。
「雨が上がっても乾かないシミ」「同じ場所に毎回出るシミ」がある場合は、早急に点検を行いましょう。
棟板金の浮き・ズレ
屋根の頂上を覆う「棟板金(むねばんきん)」は、風の通り道になるため、台風や突風のたびに少しずつ緩むことがあります。
固定している釘やビスが浮き上がると、板金そのものがパタパタと音を立てて動くようになり、やがて飛散する危険も。
実際、松戸市内でも「夜中に屋根の音がして見たら板金が剥がれかけていた」という事例が増えています。
早めに釘の打ち直しやシーリング補修を行えば軽微で済みますが、放置すると雨水が内部に回り込み、下地の腐食を招くことになります。
瓦やスレートの割れ・欠け
スレート屋根では、経年劣化によって表面の防水塗膜が薄くなり、ひび割れや欠けが起きやすくなります。
特に、南面や日当たりの良い場所は紫外線の影響を強く受けるため、劣化の進行が早い傾向にあります。
ひびから染み込んだ雨水は、下地の防水シートを傷め、やがて野地板(屋根の土台部分)を腐らせてしまいます。
瓦屋根の場合も、地震や強風で1枚だけズレたり割れたりすることがありますが、「1枚だけだから」と放置すると、そこから雨水が侵入し被害が拡大します。
コケ・サビ・塗装の剥がれ
屋根表面にコケや黒ずみ、サビが目立つようになったら、防水性能が落ちてきているサインです。
コケは一見見た目だけの問題に思えますが、水分を吸収して屋根材を常に湿らせるため、劣化を早める要因になります。
また、金属屋根で見られるサビは放置すると穴あきに進行し、塗装では対応できなくなります。
この段階での塗装リフォームは、屋根を長持ちさせる有効なメンテナンスです。
ただし、塗膜が完全に剥がれ落ちている場合や下地が腐食している場合は、カバー工法や葺き替えを検討する必要があります。
台風後の異音・破片の落下
台風や強風のあとに「バタバタ」という音がする、または庭に板金や瓦の破片が落ちていた場合は、部分的な損傷が生じています。
屋根の上は見えないため「たまたま破片が落ちただけ」と思いがちですが、実際には下地ごと剥がれていることも多くあります。
応急的にテープやブルーシートで対応しても、隙間から雨が入り続ければ被害は進行します。
特に、見えない部分の防水シートまで傷んでいるケースでは、外からの補修だけでは不十分です。
台風のあとに少しでも異音や破片を見つけたら、専門業者による点検を受けるようにしましょう。
屋根の点検は高所作業にあるため、ご自身で確認するのは非常に危険です。
愉くらしリフォームの大功では、専用ドローンを使った安全な屋根点検を行っています。
撮影した映像や写真を一緒に確認しながら、劣化の有無や補修の必要性をその場でご説明します。
高所に上る必要がないため、初めての方でも安心してご利用いただけます。
屋根リフォーム・修理でよくあるトラブルと注意点
屋根工事は高所での作業となるうえ、普段は確認しづらい場所のため、工事内容をお客様自身で把握しにくいという特性があります。
そのため、ほかのリフォーム工事に比べてトラブルが起こりやすい分野でもあります。
ここでは、愉くらしリフォームの大功にも相談が寄せられることの多い、屋根修理・リフォームの代表的なトラブル事例と注意点を紹介します。
無資格・訪問業者による高額請求
最も多いのが、訪問販売業者による高額請求トラブルです。
「近くで工事をしている」「屋根の釘が浮いています」などと突然訪問し、不安をあおって契約を迫るケースが多く見られます。中には、実際には問題がないのに「すぐ修理しないと危険です」といった誇張した説明で高額な見積りを提示する悪質な例も。
屋根工事は専門知識が必要なため、必ず建設業の許可や屋根施工の実績を持つ業者に依頼することが重要です。
火災保険の不正利用を勧める業者
「火災保険を使えば無料で修理できます」といったセールストークにも注意が必要です。
火災保険はあくまで自然災害による損害に限定されており、経年劣化や施工不良は対象外です。それにもかかわらず、虚偽の申請を勧める業者が一部存在します。不正申請が発覚すると、保険金の返還だけでなく契約解除や損害賠償のリスクもあります。
正しい判断のためには、申請に詳しい専門業者に相談し、実際に保険が適用されるかをしっかり確認することが大切です。
「塗装だけで直る」と言いながら下地を放置するケース
表面の塗装で見た目だけを整える「見せかけのリフォーム」も注意すべきトラブルのひとつです。
塗装はあくまで防水機能を維持・補強するためのものであり、下地(防水シートや野地板)が傷んでいる状態では根本的な解決になりません。数年後に再び雨漏りが発生し、「結局、葺き替えが必要になった」というケースもあります。
屋根の状態を正しく診断するには、外観だけでなく内部の劣化状況を確認する現地調査が不可欠です。
見積もり内容が不明瞭で、追加請求が発生するケース
見積書の記載が「屋根修理一式」「塗装一式」となっている場合は要注意です。
このような一式見積りでは、どこまでが工事範囲なのか、どんな材料を使うのかが不明確で、あとから追加費用を請求されるトラブルにつながります。
信頼できる業者は、工事項目ごとに材料名・数量・単価・施工方法を明記し、説明責任を果たします。見積りの内容を理解できないまま契約せず、疑問点はその場で確認するようにしましょう。
ポイント
屋根は“見えない場所”だからこそ、写真付きでの報告や、施工内容をわかりやすく説明してくれる業者を選ぶことが大切です。
愉くらしリフォームの大功では、点検から施工、完了報告までの各工程を写真で記録し、工事内容をお客様と共有しています。
信頼できる業者を選ぶ5つのポイント
屋根工事に限らず、リフォーム全般において「どんな会社に頼むか」はとても大切なポイントです。業者選びの基本を知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
リフォーム会社を選ぶときのチェックポイント(愉くらしリフォームの大功)
屋根工事は、施工の品質そのものも大切ですが、実際には「どの業者に依頼するか」で結果が大きく変わります。
工事箇所を直接目視できず、見た目では判断しづらい工事だからこそ、安心して任せられる業者を選ぶことが何より重要です。ここでは、松戸市で屋根修理やリフォームを検討する際にチェックしておきたい、5つの判断ポイントを紹介します。
① 現地調査を写真付きで丁寧に説明してくれる
信頼できる業者は、現地調査の段階から丁寧な説明を行います。
実際に屋根の状態を確認したうえで、撮影した写真を一緒に見ながら、どこがどのように傷んでいるのかを具体的に説明してくれるかどうかがポイントです。「屋根が危険です」「すぐに直したほうがいい」といった抽象的な言葉だけで判断せず、根拠となる写真や調査結果を提示してもらいましょう。
愉くらしリフォームの大功では、ドローンや高所カメラを使用して細部まで確認し、調査報告書としてお客様に共有しています。
② 見積書に工事項目・数量・単価が明示されている
見積書は、業者の誠実さが最も表れる部分です。
「屋根修理一式」「塗装工事一式」といったざっくりした表記ではなく、工事項目・数量・単価・使用材料・施工範囲などが具体的に記載されているかを確認しましょう。また、見積り金額の根拠をしっかり説明できる業者であれば、後からの追加請求やトラブルを避けやすくなります。複数の業者を比較する際も、項目が明確であれば、同じ条件で比較検討ができます。
③ 自社施工または協力業者の関係性が明確
屋根工事は高所作業で専門知識が必要なため、下請けや外注に委託する業者もあります。
それ自体は問題ではありませんが、「誰がどの工程を担当するのか」が明確でない業者には注意が必要です。現場を知らない営業担当が契約し、別会社が施工する場合、仕上がりやアフター対応にズレが生じることもあります。
愉くらしリフォームの大功では、自社の職人・提携職人チームが連携し、社内で施工品質を統一しています。
④ 火災保険・補助金対応の実績がある
屋根修理では、台風などの自然災害による損傷で火災保険が適用されるケースもあります。
ただし、保険会社に提出する書類の内容や写真の撮り方に不備があると、補償が受けられないこともあります。火災保険や自治体の補助金申請に詳しい業者であれば、対象となる条件や必要書類を的確に案内してくれます。松戸市でも補助金制度は時期により変動があるため、最新情報を確認できる業者を選ぶと安心です。
⑤ 施工後のアフターフォロー体制が整っている
屋根工事は施工して終わりではなく、工事後の点検やメンテナンス対応があるかどうかが重要です。
信頼できる業者は、施工後も定期的に状態を確認したり、気になる箇所があればすぐに対応してくれます。特に、保証期間や内容(塗膜保証・雨漏り保証など)が明示されているかを確認しておくと安心です。
愉くらしリフォームの大功では、工事完了後もアフターフォローを重視し、地域密着型ならではの迅速な対応を行っています。
屋根リフォーム・修理の費用相場と工法の目安
屋根の修理やリフォームといっても、劣化の状態や屋根材の種類によって必要な工法は異なります。
ここでは、代表的な4つの工法とそれぞれの費用目安をまとめました。
金額はあくまで一般的な目安ですが、実際の費用は屋根の面積や形状、使用する材料によって変動します。
| 工法 | 内容 | 目安費用(税込) | 特徴 |
| 部分補修 | 棟板金交換・部分張替えなど | 約5〜15万円 | 被害が小さい場合の応急修理に有効 |
| 屋根塗装 | 遮熱・シリコン塗料など | 約50〜100万円 | 防水性回復と外観維持に効果的 |
| カバー工法 | 既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる | 約100〜180万円 | 葺き替えより短工期で、廃材が少ない |
| 葺き替え | 既存屋根を撤去し全面交換 | 約150〜250万円 | 長期耐用 |
工法選びのポイント
「塗装で十分か」「カバーや葺き替えが必要か」は、屋根の劣化状況によって判断が変わります。
表面だけを見ても正確な判断は難しいため、現地調査で写真を交えながら説明してもらうことが大切です。
例えば、屋根材の割れや浮きが部分的であれば補修や塗装で対応できますが、下地の防水シートが傷んでいる場合はカバー工法や葺き替えが必要になります。また、近年は軽量で耐久性の高い金属屋根材(ガルバリウム鋼板など)も普及しており、「どうせ直すなら長く安心できる方法で」という方には葺き替えやカバー工法が選ばれる傾向にあります。
費用だけで判断せず、屋根の状態・築年数・今後の居住計画を踏まえて最適な工法を提案してくれる業者を選びましょう。
台風被害後に修理を急ぐ前に確認すべきこと
台風のあと、「屋根が飛んでしまった」「雨漏りが始まった」といった緊急の相談は毎年多く寄せられます。
被害を受けるとつい焦ってしまいがちですが、慌てて契約すると不要な工事や高額請求につながることもあります。
被害直後ほど冷静な判断が求められます。ここでは、修理を急ぐ前に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
応急処置と本格修理を分けて考える
台風直後は、多くの住宅で被害が発生するため、すぐに本格的な修理を行うのは難しい場合があります。
まずは雨漏りを防ぐための応急処置(ブルーシート養生や一時補修など)を行い、被害の拡大を防ぐことが先決です。
応急処置は、火災保険の申請に必要な「被害発生時の状態」を記録するうえでも大切な工程です。
一方で、根本的な修理は屋根全体の状態を確認したうえで、見積りを比較・検討してから進めるのが安心です。
火災保険を使う場合の申請手順を確認する
台風などの自然災害による損傷は、火災保険の「風災」として補償される場合があります。
ただし、すべての破損が対象になるわけではなく、経年劣化による損傷や以前からの不具合は補償の対象外です。
申請時には、被害箇所の写真・見積書・修理内容の説明資料などを保険会社に提出する必要があります。
申請の流れや必要書類を理解していないと、手続きに時間がかかり、結果的に支払いが遅れることもあります。
火災保険を利用する際は、申請経験のある業者に相談し、手続きのサポートを受けるのがスムーズです。
「今すぐ契約しないと危険」と急かす業者に注意
台風被害が出た直後は、訪問業者による営業が特に増える時期です。
「今すぐ直さないと危険です」「保険で無料でできます」など、焦りを煽るような言葉で契約を迫るケースには注意が必要です。
中には、実際には問題がない箇所を指摘して工事を提案したり、契約後に追加費用を請求する悪質な業者もいます。
本当に信頼できる業者であれば、現地調査を行い、写真をもとに丁寧に説明をしてくれるはずです。
慌てて契約する前に、複数社から見積りを取り、内容を比較して判断することをおすすめします。
まとめ|焦らず、信頼できる業者に相談を
屋根修理は「今すぐ直したい」という焦りから、判断を誤りやすい工事です。
特に雨漏りなどは、一時的に雨漏りが止まっても、根本的な原因を特定して解決しなければ、時間が経つほど被害は広がってしまいます。
大切なのは、焦らずに現状を正しく把握し、信頼できる施工業者に相談すること。
正しい知識を持つ業者であれば、必要な工事とそうでない工事を明確にし、納得できる形で進めることができます。結果的に、それがもっとも安心で、長い目で見て経済的な選択につながります。
愉くらしリフォームの大功では、松戸市を中心に屋根リフォーム・屋根修理を多数手掛けています。
現地調査・見積りから施工・アフターフォローまで一貫して対応し、お客様が安心して暮らせる住まいづくりをサポートしています。
屋根が気になる方や、台風や突風、豪雨のあとにご自宅の屋根に不安を感じている方は、まずはお気軽にご相談ください。







